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月待講とは


江戸時代に盛んだった月待講文化。
それは月に一度、
下弦の月の日に
女性たちによってひらかれます。

月待講では、
1人ずつそれぞれの
胸の内にあるものを
語りたいだけ語ります。

ここで大切にされたのは
『傾聴』であり、
ただあたたかく
聴いてもらうということ。

下弦の月に開かれる理由。
それは下弦の月が
真夜中に上がってくる月であるため。

女性たちは
月が昇るのを待ちながら
1人ずつ、静かに、そして熱く語るのでした。

下弦の月は二十三夜にあたります。
これがお産の三につながるので、
女性同士が情報交換する講が多かったとも言われています。

女性たちの月待講。
ただ寄り添い聴いてもらう場であり、
自分の心の声に氣付く時間。

月に一度は時間を忘れて
話したいだけ話すことが許される神聖な場なのです。


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